📝ワクチン接種の必要性💉
2024/06/13 【】
人間にもある「ワクチン接種」。
ワンちゃんやネコちゃんにも
「ワクチン接種」が必要なのをご存知でしょうか❓
今回はよく聞く、接種する2種類のワクチンについてお話します。
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①狂犬病ワクチン
この予防接種は「国の法律によって打たなくてはいけないもの」です。
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なぜ予防接種が必要なのかというと、感染するとほぼ致死率100%の
恐ろしい人獣共通感染症だからです😣
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日本は世界でも稀な狂犬病清浄国なので危機意識が薄れつつあります。
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ただし、発作持ちなど疾患の理由で打てない・打たない方が良い子
もいるので、その場合は獣医師に相談の上、接種見合わせの届け出をしましょう。
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②混合ワクチン
この予防接種は「感染力の強い感染症から守るためのもの」です。
感染経路としては「接触感染」と「経口感染」が多く💥
中には空気感染するほどとても強い感染力を持ったものもいます💦
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ワンちゃんとネコちゃんでワクチンの成分が異なります💉
(当院でよく使用しているワクチンを例にしています。)
【ワンちゃんのワクチン】
病原体→感染症 症状 5種 7種 犬ジステンパーウイルス→犬ジステンパー 咳、鼻汁、下痢、
嘔吐、痙攣〇 〇 犬アデノウイルス2型※
→犬伝染性肝炎/犬アデノウイルス2型感染症肝炎、腎炎、
突然死、
片眼の角膜混濁/咳、鼻汁〇 〇 犬パルボウイルス→犬パルボウイルス感染症 嘔吐、下痢、
白血球減少〇 〇 犬パラインフルエンザウイルス
→犬パラインフルエンザウイルス感染症咳、鼻汁 〇 〇 レプトスピラ(2種)→レプトスピラ症 黄疸、肝不全、
腎不全〇 ※アデノウイルス2型は1型にも効果ありなので
「2」という表記になっています。よく山や川などの自然豊かな場所へ行く、お住まいの方は7種の方がお勧めです!
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【ネコちゃんのワクチン】
病原体→感染症 | 症状 | 3種 | 5種 |
猫汎白血球減少症ウイルス(猫パルボウイルス)→猫汎白血球減少症 | 嘔吐、 下痢、 白血球減少 | 〇 | 〇 |
猫伝染性鼻気管炎ウイルス(猫ヘルペスウイルス1型)→猫伝染性鼻気管炎 | くしゃみ、鼻汁、結膜炎、角膜炎 | 〇 | 〇 |
猫カリシウイルス→猫カリシウイルス症 | くしゃみ、鼻汁、結膜炎、 口腔内潰瘍 | 〇 | 〇 |
猫白血病ウイルス→猫白血病ウイルス感染症 | 造血器腫瘍 (リンパ腫等)、貧血 | 〇 | |
猫クラミジア→猫クラミジア感染症 | 結膜炎、眼脂、 くしゃみ | 〇 |
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ワクチン接種の注意点
打って損のないワクチンですが、人間のインフルエンザワクチンと同じく
ワクチンは絶対に感染しないようにするためのものではなく
「感染の予防措置」であることを忘れずに💦
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そして、副反応が出ることもあります😣
当院では副反応のリスクを考慮して午前中の接種を推奨しています💉
(WEB予約でもなるべく午前中をお取りいただきますよう
お願いいたします。)
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ワンちゃんよりもネコちゃんの方が副反応が遅れて出ることが多いので、
ワンちゃんもネコちゃんもワクチンを接種した後
短くても1日は様子を見て頂き、2~3日は安静にして
お過ごし頂きますようお願いいたします🛏
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また、トリミング前後も接種はすぐに行えませんので、
事前に予定をチェックして頂きますようお願いいたします📝
(当院では接種後トリミングは1週間程度、
トリミング後の接種は2~3日程度間隔をあけて頂きますよう
案内しています。)
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万が一副反応かも(打ってから様子がおかしい等)と思ったら
すぐにご連絡ください💥
その他予防接種で気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください📞
☎TEL 042-541-2510